労働保険は、労働者の怪我、病気、障害、死亡の場合に保険給付を行う「労災保険」、労働者の雇用の安定と就職促進のために失業給付を行う「雇用保険」を指します。
労災は、正社員に限らず、アルバイトでもパートでもすべての労働者を対象にするもので、自宅から職場までの通勤途中に怪我をした場合の「通勤災害」、職場で怪我をした場合の「業務災害」に分かれます。
実際の保険手続きで多いのが、通勤途中に滑ったり、転んだりした「通勤災害」です。
とくに、雪が降った翌日は、通勤途中の怪我人が続出します。職場で発生する「業務災害」は、特殊な危険作業に携わっていない限り、一般的には職場でコードにつまずいて転倒、何かに頭をぶつけた、機械に指を挟んでしまった…といったものがほとんどです。ただ、パワハラや過重労働が原因でうつにかかってしまった場合も労災認定の対象になります。